
国交省が不動産・建築業者に対し、住宅やビルなど全ての建築物を新設する際に新たにつくる『省エネルギー基準』を満たすよう義務付け、断熱材などを活用し、冷暖房や照明に必要なエネルギー消費量を『一定水準以下』に抑えるように求める。
もろもろ疑問
目標、目的がハッキリしてなく、このような「基準」とか「水準」は何のため?省エネ基準は現在もあるわけだから。
目標はゼロエネルギーハウス、つまりエネルギーの収支をゼロにすること。それも期限を区切らないと!
EUでは2021年までに、このゼロエネルギーハウス実現を目指し、罰則も設けている。
目標、目的をハッキリさせないと業界団体からの圧力で、ゆる~くなってしまう。
基準をクリアしないと認可しないという罰則、クリアしたら税の優遇。従来型のアメとムチだけでは世の中、人は動かない。クリアしたら、こんなに得する「しくみ」を作れば積極的に人は動きます。
車と同様に建物の燃費(エネルギーパス)を表示することを義務化することではないかと思う。
ドイツでは既に義務化して一定以上の建物には、だれでも見えるように建物そのものへの表示を義務付けている。
なんとなんと賃貸、売買情報誌は、金額ではなくエネルギーパス数値別に募集案内を作っている。それが賃料が安くても入居してからエネルギーにお金がかかる物件は敬遠される「しくみ」です。
できたばかりの日本エネルギーパス協会「エネルギーパスとは」
もうひとつ疑問
新築の義務化を2020年にするが、既存の建物は「反発を招く恐れがあるため見送る。
これではゼロエネルギーハウスはいつになるのか疑問。
それは義務化すれば反発するでしょう!
でもエネルギーパス表示を義務化すると、資産価値を高めるためようと所有者は投資するし、入居する方は少々高くても燃費の良い物件を選ぶでしょう。
会社もそうだけど組織というものは規則を作りたがる。
簡単だし、強制できる権限も持っているから。
これからは「しくみ」を作ることを考えよう!
その方がお金もかからないしね!
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